MapTilerでの高解像度衛星画像の第一弾Cloud
2018年9月17日発行

MapTilerCloud の地図ホスティングにおいて、高解像度の衛星画像の第一弾を提供しました。オランダでは25cm、デンマークでは12.5cmの解像度が用意されており、その他の地域も近日中に公開される予定です。これらの衛星画像は、全世界をカバーする現在の中解像度の雲なし衛星レイヤーにシームレスに統合されています。
12.5cmの解像度にズームイン
高解像度の航空写真は、現在の中解像度の衛星画像レイヤーに加えて、20mの解像度で地球全体の雲のない衛星レイヤーを提供しています。両極の夏季に撮影されたもので、植生のピークを捉えています。
現在の高解像度航空写真は、デンマーク(解像度12.5cm)、オランダ(解像度25cm)のほか、チューリッヒ、プラハ、ボストン、サンフランシスコ湾岸地域などをカバーしています。現在は米国全体をカバーしていますが、西ヨーロッパの他の地域も間もなくカバーする予定です。
既にドローンや航空写真、衛星写真をお持ちの方は、MapTilerCloudからそれらを提供することができます。また、技術マニアの方は、自由に利用できるソースから独自の衛星地図を作成する方法をお読みください。
航空写真による地形の3D化
また、衛星レイヤーと地形データを組み合わせて3Dモデルを作成し、オープンソースのCesium JavaScriptライブラリを使ってWebアプリケーションで利用できるようにしました。
地形だけでなく、衛星レイヤーも地球全体をカバーしているので、全世界を3Dで見ることができます。
高精細な航空写真と地形データを組み合わせて、MapTilerで3Dモデルを作成します。Cloud
加工技術
衛星レイヤー全体の作成には、コンピュータクラスタ上で動作するMapTilerDesktopのより強力なバージョンであるMapTilerCluster を使用しました。様々なプロバイダーや季節の画像を含むレイヤー全体の統一感は、MapTilerDesktop 9 で紹介されている私たちのカラートーニングアルゴリズムによって実現されています。
MapTilerCluster は、大きなジオデータを小さなタスクに分割して処理することができ、マスターサーバーからDockerコンテナで動作するマシンに送られます。このタスクは、マスターサーバーからDockerコンテナを実行しているマシンに送られ、ステータスを報告し、完了した作業を事前に定義されたストレージに送信します。
MapTilerCluster ウェブダッシュボード
セルフホスティングまたは高速で安全なインフラから
中解像度の画像をダウンロードして、お客様のインフラやその他のクラウドサービスでセルフホスティングすることができます。
99.9%のアップタイムを誇る高速で安全なインフラから、高解像度の画像を使い始めることができます。
地図を閲覧したり、一般的なJavaScriptライブラリ(Leaflet、OpenLayers、MapBox GL JS、WebGL Earth)、モバイルSDK(AndroidとiOSの両方に対応)、QTや.NETを使ったデスクトップアプリケーション、デスクトップGISソフトウェアなどで利用することができます。