TileServer-PHPバージョン2.0
2016年05月04日発行

オープンソースプロジェクト「TileServer-PHP」の新バージョンがリリースされました。https://github.com/klokantech/tileserver-php。
このプロジェクトでは、標準的なApache+PHPウェブホスティングから、デスクトップ、ウェブ、モバイルアプリケーションに地図を配信しています。このプロジェクトは、MapTilerで作成されたプリレンダリングマップタイルのOGC WMTS標準を実装しており、MBTilesファイルとして利用できます。
新機能は以下の通りです。
MapBox Studio Classic ベクトルタイルに対応
MapBox Studio Classicで生成されたMBTiles形式のベクタータイルのホスティングは、TileServer-PHPを使ったカスタムサーバーで可能です。また、ユーザーはhttp://osm2vectortiles.org/downloads/からすぐに使える OpenStreetMap ベクタータイルをダウンロードして、MapBox Studio Classic でスタイルを作ることができます!
TileServer-PHPは、OpenLayers、MapBox GL JS、AndroidやiOSのネイティブアプリにベクタータイルを提供することができます。
カスタムデザインのテンプレート
TileServer-PHP フロントページのルック&フィールを独自のデザイン、ブランディング、機能に変更するには、https://github.com/klokantech/tileserver-php/wiki/Templateを参照してください。
あらゆる座標系のタイルに対応するWMTS
MapTilerはカスタムマッププロジェクションや国別座標系(UK の Ordnance Survey EPSG:27700 や Swiss CH1903 / LV03 EPSG:21781 など)でタイルを生成できます。 TileServer-PHPは、OGC WMTS標準を介して任意のGISソフトウェアにこれらのタイルを提供します。 カスタムプロジェクションをサポートするTileJSONの拡張のドラフトはhttps://github.com/klokantech/tilejson-spec/tree/custom-projection/2.2.0にあります。
ハイブリッドとWebPのマップタイル
部分的に透明なタイルと不透明なタイルを1つのレイヤーで組み合わせることができるハイブリッドタイル(JPG+PNG)がサポートされています。このソリューションと新しいWebPフォーマットは、サイズを小さくするために衛星画像で主に使用されています。
リモートタイルのためのTileJSONとWMTS
Amazon S3やGoogleCloud StorageにホストされているリモートタイルにWMTSやTileJSONを提供します。 オンラインサービスとして、すでにhttp://wmts.maptiler.com/ で動作しています。http://www.maptiler.com/how-to/hosting-on-amazon-s3/ridタイル(JPG+PNG)は、部分的に透明なタイルと不透明なタイルを1つのレイヤーにまとめることができます。このソリューションと新しいWebPフォーマットは、サイズを小さくするために衛星画像で主に使用されています。